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- マンスリーマンションは危ない?メリット・デメリットとセキュリティ対策について解説!
一人暮らしや新しい土地で生活を始めるとき、もっとも不安に感じるのはセキュリティではないでしょうか。
中長期の出張などで利用者の多いマンスリーマンションなどは、不特定多数の人が激しく入れ替わるため、特に防犯面には不安が付きものです。
マンスリーマンションは審査が比較的簡易的で様々な人が入居している事からも、「怖い」「危ない」という印象があるかもしれません。
この記事では、実際マンスリーマンションはやばいのかという点と、セキュリティ面について言及します。
安全・快適な生活をするために、事前にセキュリティ対策が整ったマンスリーマンションの見分け方についても理解しておきましょう。
マンスリーマンションが危ないと言われる理由
すべての物件が該当するわけではありませんが、マンスリーマンションは「やばい!」「危険!」などと頻繁にいわれます。
その理由は、「審査が簡易的だから怪しい人や怖い人が住んでいる」「同じマンションにさまざまな背景を持つ人が居住している」「セキュリティ面が弱い」といった一般的なイメージが強いためだと考えられます。
手軽に利用しやすいのがマンスリーマンションのメリットでもありますが、逆に手軽さがセキュリティ面で不安だというデメリットを生み出しています。
特に女性の場合、一人暮らしや不在時のセキュリティについては非常に気になるところです。
外出から戻ると鍵が開いていた、滞在中に怖い目にあった、物色されたような形跡があるといった被害が起こらないためにも、事前の防犯対策を確認しておく必要があります。
この記事では、マンスリーマンションにおけるセキュリティに関して、危ないと言われる理由2つを解説します。
審査が簡易的である
マンスリーマンションのセキュリティに不安が生じる一つの原因は、入居者の入れ替わりの激しさが挙げられます。
基本的にマンスリーマンションは中長期の出張やリフォーム中の仮住まいに利用されますが、中には普通賃貸の審査に通りづらい方がマンスリーマンションを借りているというケースもあります。
マンスリーマンションの入居審査は、普通の賃貸物件よりは簡易的でハードルが低いものとなっていますが、審査には基本的に身分証明書の提示が必要で、身分の不明な人が審査に通過することはありません。
しかし、通常の賃貸物件のように、書類の確認に加えて入居希望者の職業や収入などの審査はありません。
また、他の入居者とトラブルになることを防ぐための人柄を確認されることもありません。
さらに、マンスリーマンションは契約時点で利用者の滞在期間が決まっています。
最初から長期的な入居を前提としている通常の賃貸物件と比較すると、マンスリーマンションの審査が簡易なものであるのは否めません。
しかしながら、万が一トラブルがあった際や不安がある場合は、マンスリーマンション管理会社のサポートを受けられるのが基本です。
NOW ROOMの場合は、早急にカスタマーサポートが対応します。
他にどのような入居者がいるか分からないというデメリットがマンスリーマンションにはありますが、一方で短期間なら安く手軽にすぐ住むことが出来るというメリットもあります。
加えて万が一の時に備えたサポートもあると理解した上で、入居するかの選択をするのがベストでしょう。
様々な背景を持つ方が入居している
マンスリーマンションで暮らす人は、中長期の出張目的の人ばかりではありません。
日本では外国籍の方は審査に通過しづらいため、審査面をクリアする目的の外国籍の方が住んでいたり、受験目的に数カ月間だけ利用の学生が住んでいたりすることもあります。
ホテルを利用するよりも安価で自由度が高く、通常の賃貸物件よりも短期間で利用することができ、さらに審査が簡易なため手軽に利用する人が多いです。
しかしながら、様々な背景を持つ人が同じ物件で暮らすという条件は、マンスリーマンションだけに限った話ではありません。
通常の賃貸物件でも同じことがいえます。
手軽であるというメリットと、様々な方が入居している事による不安があるというデメリットを比較して、入居するか選択しましょう。
セキュリティ面について
マンスリーマンションの基本的なセキュリティ面について紹介します。
実際、マンスリーマンションのセキュリティは、通常の賃貸物件と比較してもその差はほとんどありません。
基本的な防犯対策は十分に施されており、よほど古すぎる物件でない限り、防犯カメラや火災報知器、オートロックなどは備え付けられています。
ただし、これはあくまでも新しい物件の場合の防犯対策です。
築年数が古い物件にはセキュリティが脆弱な場合があるので注意が必要です。
なかには防犯カメラやオートロックがない物件もあるため、契約にあたって心配な方は注意しておきましょう。
防犯でもっとも気になるのはドアや窓などの開口部からの部外者の侵入です。
開口部のセキュリティを高めておくことは重要で、マンスリーマンションの鍵については、以下に記す2種類のタイプの鍵が採用されているケースが多いです。
- シリンダーキー
マンスリーマンションに限らず、通常のマンションや戸建住宅でも、玄関ドアの鍵に多く採用されているのが「シリンダーキー」です。
シリンダーキーは鍵穴に差し込んで利用する最も一般的な鍵で、ドア以外にもさまざまな場所で利用されている一般的な信頼度の高い鍵です。
「シリンダー」とは「円筒」という意味があり、円筒形の内部にスプリングのついた数本のピンがあり、そのピンの位置と高さに合った鍵を差し込むことで施錠と解錠ができる鍵の形式です。
ギザギザした形状の「ディスクシリンダー」と呼ばれる鍵が一般的に有名ですが、ピッキングに弱いという弱点があります。
非常にシンプルな構造のため、大量生産が可能で広く普及しました。しかし防犯面で不安が残る鍵の種類で、最近の住宅では採用が少なくなってきた鍵です。
このため、現在の一般住宅やマンスリーマンションの場合、シリンダーキーの中でもピッキングに強い「ディンプルキー」という種類のものが多く採用されています。
ギザギザした形状の鍵ではなく、鍵にぼつぼつとした凹凸のある形状が大きな特徴です。
ディンプルキーのスペアキーの作製はほぼ不可能といわれ、防犯面の期待が高い鍵です。
一般的な分譲マンションの場合、このディンプルキーに「逆マスター」と呼ばれる機能が付いています。
それぞれの住戸のドアの鍵は異なる形状ですが、エントランスの鍵は共通して開けることが可能な鍵です。
小規模なマンスリーマンションではあまり見かけない機能ですが、通常の賃貸マンションがマンスリーマンションとして利用されている場合には逆マスターのディンプルキーが利用されています。
ディンプルキーの最大のメリットは、「少しでも形状が異なるとロックを解除できない」「複製が容易ではない」ことです。
防犯面において心強いディンプルキーですが、鍵を紛失した場合は交換費用が高いので注意が必要です。
もしも逆マスター機能付きのディンプルキーであれば、制作に4週間以上必要になるケースがあり、出費も膨らむので注意しましょう。
- デジタルロックキー
ディンプルキーと共にマンスリーマンションの鍵で多く採用されているのが「デジタルロックキー」です。
デジタルロックキーは別名「電子錠」「電子ロック」「デジタルロック」「デジタル暗証番号キー」「電池錠」とも呼ばれています。
一般的なデジタルロックキーは、ボタンやタッチパネルで暗証番号を入力して鍵を解錠できるものです。
個人所有の鍵であれば入居者自身が自由に暗証番号を設定できますが、マンスリーマンションのように所有者や管理者がいる場合は、運営会社側が暗証番号を設定します。
暗証番号は入居者が変わるごとに運営会社が変更できるため、以前の入居者がロック解除をすることはできません。
暗証番号を設定した後は、わざわざ鍵を持ち歩かなくても解錠することが可能になるので非常に便利です。
デジタルロックキーはオートロックになっているタイプのものもあり、ロック解除の場合のみ暗証番号を入力するだけです。
デジタルロックキーには電源が必要で、電池式と配線式がありますが、電池式は後から簡単に取り付けられるという手軽さがあります。
最新式デジタルロックキーの場合、指定したスマートフォンをかざしてロック解除をするものもあります。
さらにデジタルロックキーとシリンダーキー、カードキー、ICタッチキーなどを組み合わせて防犯性能を向上させたものが色々と販売されています。
入居したいマンスリーマンションの鍵がどの形式のものを採用しているか事前に確認することで、セキュリティ面に不安が無いか確認することができます。
その他のセキュリティーについて
個々の住戸の玄関ドアだけ防犯性を高めてもセキュリティは完璧とはいえません。
マンスリーマンションは通常のマンションのように、共用玄関が設けられている物件もあります。
共用玄関がある場合、マンスリーマンションの入口がオートロックになっていることもセキュリティでは重要です。
また、不審者や部外者の抑止効果として防犯カメラが設置されていることも大切です。
事件や問題が生じた場合の証拠にもなるので、防犯カメラの設置の有無は契約前にしっかり確認しておきましょう。
その他に、不審者侵入を感知するセンサーの整備も大切です。
共用玄関やエントランス以外からの侵入に対して有効的な防犯対策です。
さらに、法律でも決められていますが、火災報知器や熱感知器、ガス感知センサーなどの設置も大切な要素です。
上記のようなセキュリティ対策の全てがそろっている物件ばかりではありませんが、最近のマンスリーマンションはセキュリティ面が強化されています。
契約前にどのような設備が設置されているのか、セキュリティ対策は万全であるのかを入念にチェックしておきましょう。
安全にマンスリーマンションで生活するには
「マンスリー マンションは怖い」「マンスリー マンションはやばい」「マンスリー マンションは危ない」という噂は、女性にって大きい不安要素となるでしょう。
ここでは、マンスリーマンションで安全に快適な生活を送るための秘訣について紹介します。
特に女性の方はマンスリーマンションの選び方や、防犯の工夫をしっかり確認しておいてください。
上手な物件選びと防犯対策により、安全で快適な生活を送ってください。
鉄筋コンクリート造で防音性が高い物件を選択する
隣人間のトラブルは、戸建住宅でも頻繁に起きる問題の一つです。
特にトラブルが生じやすいのが「音の問題」です。ちょっとした生活音がトラブルの原因になるケースもあります。
夜勤の人が隣で暮らす場合など、些細な生活音が迷惑になることもあるので注意しましょう。
防音性の高さは建物の造りによって変わってきます。
一般的に木造や軽量鉄骨造は壁が薄く、防音性が低いため、騒音トラブルに繋がりやすいので注意が必要です。
通常、普通のマンションでは防音性の高い鉄筋コンクリート造が広く採用されていて、隣の住戸とはコンクリートの厚い壁で遮断されています。
しかし、マンスリーマンションは短期利用が主な目的になるため、防音性よりも建設コストの安い軽量鉄骨造で建てられている物件もあります。
隣の生活音が聞こえるのがストレスになる人は、マンスリーマンションでの暮らしにストレスを抱えることになるかも知れません。
一方物件によっては防音性の高い鉄筋コンクリート造で建てられているマンスリーマンションもあります。
NOW ROOMの物件詳細ページには建築構造についても記載がありますので、音が気になるという方鉄筋コンクリート造のマンスリーマンションを探してみましょう。
安全な立地の物件を選ぶ
マンスリーマンションは審査が簡易的、かつ短期間で頻繁に住民が入れ替わるため、普通賃貸よりもトラブルが発生しやすいかも知れません。
入居者を選んだり制限することはできませんが、できるだけ安全な立地の物件を選ぶことが大切です。
犯罪は住居エリアによって発生率が大きく異なります。
治安が悪いエリアでは頻繁に物騒な事件や事故が起こる傾向にあります。
繁華街に近い場所や、逆に人気の少ない立地は防犯面で良い条件とはいえません。
近隣の住環境が良い物件を探すようにしましょう。
日々の生活に防犯対策のための一工夫を入れる
マンスリーマンションでの暮らしに限りませんが、一人暮らしの場合、日々の生活に一工夫を入れることが大切です。
特に、女性の一人暮らしだとバレないための工夫が必要です。
女性の一人暮らしだとわかりやすいのが「洗濯物」です。
洗濯物はできるだけ部屋干しにするか、外干しする場合は男性用の下着も一緒に干すなどの工夫をするとよいでしょう。
「男性が同居しているのかも」という感覚が見えるだけで大きな抑止力になります。
また、可能な限り深夜に出歩くことは極力避けるのが無難です。
在宅中もドアの施錠などは必ず行っておきましょう。
インターホンにも注意が必要です。
入居者が女性とバレないために、変な人がインターホンを鳴らしたら出ないようにしましょう。
必ず相手を確認してからインターホンでの対応を行ってください。
帰宅時は周囲に注意する
女性が犯罪などの被害に遭いやすいのは、帰宅時です。
無事に部屋に入って施錠するまで安心せず、特に夜遅くに帰宅する際は不審者に注意しましょう。
マンションの入口に入る際は、周囲をしっかり確認してください。
不審者や見慣れない人がいないか確認してから入るのが良いでしょう。
エントランスにオートロックがある場合は、近くに人がいないことを確認してから入るようにしてください。
建物内部に不審者が入らないようにすることが大切です。
また、エレベーターに乗る時は、操作ボタンのすぐそばにポジションを取りましょう。
内部で何かあったときにすぐエレベーターから出ることができます。
事前に危険を避ける工夫と、もしものときは即逃げられる体制を整えておくことが防犯対策の鍵です。
まとめ
マンスリーマンションはセキュリティ面で劣ると思われがちですが、最新のマンスリーマンションの防犯対策は通常の賃貸物件や住戸と大きな差はありません。
もちろん防犯対策や防犯器具だけで完全に安心できるわけではなく、自助努力によってさらにセキュリティ対策を講じなければなりません。
特に女性の場合、契約前の立地条件や防犯対策をしっかり確認しておき、入居後も犯罪に巻き込まれないための暮らしの工夫が必要です。
以上のことを参考にして不安のないマンスリーマンション選びをしてください。