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- マンスリーマンションとは?利用シーンやメリット・デメリットをご紹介
数ヶ月〜1年程度の短期滞在物件を探す際には、マンスリーマンションへの入居をご検討される方も少なくないでしょう。
本記事では、マンスリーマンションの概要やマンスリーマンション居住のメリット・デメリット、どのような方におすすめかなどをまとめてご説明します。
マンスリーマンションのご利用を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。
マンスリーマンションとは
マンスリーマンションとは、1ヶ月単位から入居可能な短期賃貸マンションです。1ヶ月単位で契約を行い、おおむね1年程度までの滞在に適しています。
ちなみに、ウイークリーマンションとの違いは「契約単位」です。ウイークリーマンションは契約単位が1週間と、さらに短い期間で契約できます。
本章では、契約や設備面、料金や利用シーンなど、マンスリーマンションの概要について、普通賃貸やホテルと比較しながらご説明します。
契約形態や方法
まずは契約についてご説明します。以下はマンスリーマンション・普通賃貸・ホテルそれぞれの契約についての比較表です。
(スマホの方は表をスクロールしてご覧ください)
マンスリーマンション | 普通賃貸 | ホテル | |
---|---|---|---|
契約形態 | 定期借家契約(または、一時使用建物賃貸借契約) | 普通借家契約 | なし |
再契約や更新 | 更新料なし(更新時は新たに契約) | 原則として2年更新 | なし |
審査の有無 | 原則なし | あり。連帯保証人、または保証会社利用が必要 | なし |
契約方法 | ネットや電話などで契約 | ネットや不動産会社の店頭などで契約 | ネットや電話などで契約 |
内見 | ほぼなし | あり(オンライン内見も選べる) | なし |
代理契約 | 不動産会社による | 可能 | 可能 |
マンスリーマンションが普通賃貸と大きく違う点は、主に以下の3点です。
- 審査が非常に簡単で早い
- 更新がない(契約期間が終われば新しく契約)
- 不動産会社の店頭に行く必要がない(ネットや電話で完結)
マンスリーマンションの場合、内見はほとんどの物件で受け付けていません。また、マンスリーマンションの中には、契約が終了せず延長できる制度を設けている会社もあります。
設備
普通賃貸では当然、家具家電や調理器具、洗濯用品などをすべて自分で準備する必要があります。また、ホテルには家具家電やアメニティーはそろっていますが、室内で炊事はできません。
他方マンスリーマンションでは、家具家電、調理器具や食器、寝具などのアメニティーがそろっており、入居初日から自宅にいるのと同じようにも炊事や洗濯も可能です。そういった意味で、「普通賃貸とホテルのいいとこ取り」と言われることもあります。
ただ、一部のマンスリーマンションでは下記のような場合もありますので、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
- 洗濯機が部屋になく、共同の洗濯機やコインランドリーが設置
- 寝具やアメニティーがない
- Wi-Fiルーターの貸し出しはオプション
ネット設備に関しては、マンスリーマンションやホテルはほとんどの物件で使えます。普通賃貸ではWi-Fi無料の物件も増えてきてはいますが、まだまだ自分で契約して工事に来てもらうケースが大半です。
料金
以下はマンスリーマンション、普通賃貸、ホテルの料金についての比較表です。
(スマホの方は表をスクロールしてご覧ください)
マンスリーマンション | 普通賃貸 | ホテル | |
---|---|---|---|
支払いのタイミング | 初期費用は契約後、月額料金は所定日 | 初期費用は契約後、月額料金は所定日 | 長期滞在の場合、初めに一括払い |
初期費用 | 敷金・礼金・保証料・仲介手数料無料 | 敷金・礼金・保証料・仲介手数料 | なし |
月額料金 | 管理費・水道光熱費・Wi-Fi利用費込みの家賃 | 家賃の他に管理費が別途必要 | すべて込みの利用料金 |
水道光熱費 | 月額料金に含まれているか、初期費用として一括払い | 電気・ガス・水道光熱費は自分で契約して支払い | 初めに一括払い |
退去時に必要な費用 | 期間が長い場合、原状回復費 | 清掃費・原状回復費 | なし |
再契約手数料 | 再契約は原則不可能 | 更新手数料(家賃1ヶ月分〜) | 必要に応じて追加で予約 |
普通賃貸の場合、契約時に敷金・礼金・仲介手数料が発生しますが、マンスリーマンションの場合には発生しません。したがって、初期費用が少なく済みます。
また、普通賃貸は水道光熱費を家賃とは別に毎月支払う必要がありますが、マンスリーマンションの場合、水道光熱費は一律です。月額料金にすべて含まれています。
ただし、マンスリーマンションでは以下の費用を請求される場合もあります。
- ペットを飼う場合は敷金や原状回復費
- 居住期間が長期だった場合、原状回復費
原状回復費を請求されるかどうかは部屋の使用状況によりますので、できるだけ綺麗に利用することを心がけてみてください。
利用シーン
通常の長期的な居住や単身赴任の場合には、普通賃貸が一番お得です。気兼ねなく住むことができますし、家賃や生活費も安く済みます。
一方、ビジネス利用の短期滞在やお試し移住、お試し同棲や趣味などにはマンスリーマンションが向いています。法人契約も可能ですので、事業用スペースとしても使えます。
マンスリーマンションのメリット・デメリット
本章では、マンスリーマンションのメリット・デメリットをご説明します。
メリット
- 契約が簡単ですぐに終わる
- 審査がない
- 最低限の荷物で引越し可能
- すぐに生活が始められる
- 料金に水道光熱費やネット使用料が一律で含まれている
- ライフラインの開栓手続きが不要
- 物件によって大幅に値引きしていることがある
- ペット可の物件もある
マンスリーマンションの大きなメリットは、契約から入居までが非常に楽で、初期費用が安い点です。
引っ越しは最低限の荷物でできますし、手続きも早くて簡単です。ライフラインの開栓など、普通賃貸では必要な面倒な手続きも必要ありません。
マンスリーマンションにはしばしば値引きキャンペーンがあり、かなりお得に入居できることもあります。
デメリット
- 通常の賃貸に比べて、月額料金が高い
- 延長して住みたい場合、新しく契約しなければならない
- 通常の賃貸より壁が薄い
- マナーの悪い入居者がいる可能性もある
- 内見ができない場合が多い
マンスリーマンションの最大のデメリットは、月額料金が高いことです。家具家電や生活用品などが備え付けられているため、費用もお高くなっています。
また、契約の性質上「更新」という概念がなく、契約期間が終われば新しく契約する必要があります。もしも次に入居者が決まっている場合など、住み続けられないこともあるかもしれません。
さまざまなライフスタイルの方が居住されているため、隣人の方とのトラブルが起きる可能性もあります。壁が薄い物件も多く、騒音トラブルに悩まされる可能性も否定できません。
内見ができないために、物件の状況をチェックできないのも難点です。
マンスリーマンションに関するQ&A
本章では、マンスリーマンションについてのよくある疑問に回答します。
入居者以外の人の訪問は可能?
訪問自体は可能ですが、宿泊する際には料金が発生します。事前に管理会社に連絡して、詳細を確認してみてください。
入居審査の内容が知りたい
マンスリーマンション入居時には、審査はほとんどありません。保証人も保証会社も必要なく、身元確認書類のコピーと、緊急連絡先の確認程度である場合がほとんどです。
1年以上の長期で住み続けることは可能?
1年以上の長期滞在も可能です。ただし、当初契約した期間より長く住む必要が生じた場合、新たに契約しなければなりません。管理会社によっては、再契約制度を設けていることもあります。
契約後に複数人で住むことになった場合は?
複数人で住むことも場合によっては可能です。マンスリーマンションにはそれぞれの部屋によって住める人数の規定があり、範囲内であればOKです。追加料金などの詳細は、管理会社に確認する必要があります。
マンスリーマンション、普通賃貸、ホテルで一番お得なのはどれか
数ヶ月〜1年未満の利用ならマンスリーマンションが一番お得です。しかし、1年以上の長期滞在になると、家具家電や引っ越し代などが最初に必要だとしても普通賃貸の方が安く済みます。
マンスリーマンション契約の流れ
本章では、契約の流れを一つずつご説明します。
- ポータルサイトや不動産会社のサイトで物件を検索し、予約する
- メールや郵送で契約書や身元証明書提出
- 初期費用支払い、契約
- 入居
1. ポータルサイトや不動産会社のサイトで物件を検索し、予約する
まずは、ポータルサイトなどで希望の物件探しです。各物件の情報画面から予約後、希望の部屋が空いていれば申込書がメールやFAXで送られてきます。
2. メールや郵送で申込書や身元証明書類提出
部屋を決めたら申し込み書や身元証明書類を、メールやFAX、郵送などで返送して物件に申し込みます。
3. 初期費用支払い、契約
返送した申込書と身元証明書類をもとに簡単な審査が行われます。申し込み予約が確定すれば、契約書類が送られてきます。契約書の返送とともに初期費用を支払えば、契約完了です。
4. 入居
契約が終われば、決められた日に鍵を受け取り、いよいよ新生活がスタートです。鍵渡しの方法や、入居時の決まりは管理会社によって違いますので、事前によく確認してみてください。
マンスリーマンションとは数ヶ月程度の滞在に最適な短期賃貸物件のこと
マンスリーマンションは数ヶ月〜1年程度の期間で利用する場合、最もお得になります。
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