一人暮らしの食費平均は3万円?男性・女性の平均や食費節約のコツもご紹介

作成: 2021.04.17

更新: 2021.10.14

一人暮らしをしていると、他の人の食費や、一人暮らしの食費平均が気になりますよね。


 本記事では、男性・女性別の一人暮らしの食費平均や、食費を節約するコツなどについてご紹介します。 
 
一人暮らしの生活費全体の平均については、以下の記事をご覧ください。
一人暮らしの生活費は平均いくら?男女別に詳しくシミュレーション

一人暮らしの1ヶ月の食費平均(男性・女性別)

総務省によると、一人暮らしをする男性の1ヶ月の食費平均は4万2409円、一人暮らしをする女性の1ヶ月の食費平均は3万3471円です。男性の方が、約9000円ほど高いという結果が出ています。


巷で言われている「一人暮らしの食費平均=3万円」という数値よりは高い結果になりました。現実的には、一人暮らしの食費を3万円未満に抑えるのは、やはり難しいようです。


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年齢 男性 女性
〜34歳 3万8106円 2万8700万円
35歳〜59歳 4万8368円 3万2126円
60歳〜 3万9675円 3万5069円
▲出典:総務省統計局、e-Stat 政府統計の総合窓口、家計調査、「第2表 男女,年齢階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出(単身世帯)」、2021年4〜6月期 

 

食費は収入の何割に抑えるべき?

 

食費は、手取り月収の15〜20%までに抑えるのが理想とされています。

 

平均的な傾向は、どうなっているのでしょうか。先ほどの総務省の家計調査データをもとに、男女別に見てみましょう。今回のデータは、34歳までの勤労している一人暮らし世帯のデータです。

 
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金額 男性 女性
(※)手取り収入(賞与含まず) 22万8521円 18万5599万円
食費 3万8076円 2万9263円

▲出典:総務省統計局、e-Stat 政府統計の総合窓口、家計調査、「第2表 男女,年齢階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出(単身世帯)」、2021年4〜6月期
(※)「手取り収入(賞与含まず)」とは、上記表内の「定期収入」から「直接税」と「社会保険料」を差し引いた値です。

この値から計算すると、男性は約16%・女性ともに約16%近くを食費に使っていることが分かります。食費平均は理想的な水準に抑えられているようです。 

 

自炊で食費を節約するコツ

 

自炊のメリットは、食費の節約だけではありません。家で作った料理は、外食に比べると塩分も油分も少なくて済み、ヘルシーです。


できる限り食事は自炊し、経済的かつ健康的な食生活を送りたいものです。そこで本章では、忙しくても今日からできる簡単な自炊のコツをお伝えします。

 

何もかも自分でやろうとしない

何もかも自分でやろうとしないのが自炊のコツです。自炊は長く続けてこそ節約の効果が高まります。むしろ無理をしないほうが、ストレスなく続けられるでしょう。

 

たとえば、「おかずはスーパーのお惣菜やコンビニのサラダにしてご飯だけは家で炊く」といった具合に、できそうなことから少しずつ始めればOKです。

 

やってみると分かりますが、食事の一部を自炊するだけでも満足感や節約効果はあります。

 

予算を決め、買い物の仕方も見直そう

先ほどお話した「手取り月収の15%」を目安に1ヶ月分の食費をあらかじめ決めてしまうことをおすすめします。そして、決めた食費の範囲内でやりくりする習慣をつけると、節約できます。

 

スーパーやコンビニに頻繁に行くと浪費してしまいますので、セールがある日などにまとめ買いをするのがおすすめです。

簡単自炊アイデアで食費節約と時短を同時に

「自炊したいけど時間がない」、「仕事の日は疲れてるから無理」というあなたには、簡単にできる時短料理がおすすめです。


時短料理は、ネットで検索するとたくさん出てきます。簡単でもしっかりと美味しいレシピがたくさんあるので、ぜひ探して楽しんでみてください。

  

作り置きする

 作り置きのメリットは、食費と水道光熱費が節約できることです。さらに、毎日自炊する手間も省けるので楽ちんです。

一人暮らしの方でも週末にカレーやシチューなどを作り置きして節約されている方は少なくありません。ぜひ試してみてください。


使い回し&長持ち可能な食材を利用する

自炊をできない日があると、食材が傷んでしまいます。ですから、買い物の際にあらかじめ日持ちする食材を買ってくるのがおすすめです。
 

食品分類 食品具体例
野菜 大根・人参・玉ねぎ・ジャガイモ・キャベツ・かぼちゃなど
加工食品 ウインナー、かまぼこ、豆腐(複数のパックに分かれたもの)
 

 
肉や魚は小分けにしてラップに包み、冷凍庫へ。ネギや油揚げ、きのこも切ったものをジップロックに入れて冷凍してしまいましょう。必要な分だけ出し、凍ったまま料理に使えます。

一方、葉物全般やブロッコリーは傷みやすいです。自炊に不慣れなうちは購入を避けるか、早めに使い切るように心がけてみてください。

 

食費以外に節約できる生活費

節約を進めるには、食費以外の出費を見直すことも重要です。

 

家計の出費項目は、大きく分けて2つあります。変動費と固定費です。2つのうち、固定費を節約するのが節約の基本と言われています。


費用項目 費用具体例
変動費 食費、被服費、電気代、日用品費など
固定費 家賃、保険料、通信費(ネット、携帯)、サブスク料金など

最初に見直すべきものは、サブスクです。本当に必要なサービス以外は解約してしまいます。

 

その次はスマホです。キャリアから格安SIMへ乗り換えると、月々5000円程度節約できることもあります。

 

他にも「ちりも積もれば」の精神で節約に取り組むと、差がつく節約アイデアをご紹介します。

 

  • 調理時、鍋のふたをしめる(ガス代・電気代節約)
  • カーテンや扉を閉めて断熱(電気代・灯油代節約)
  • 銀行振込はネットバンキングを使用(1回あたり最大300円〜400円節約)

 

エアコンのせいで夏や冬に電気代が上がるご家庭も多いのではないでしょうか。簡単な断熱で室温が2℃〜3℃変わり、光熱費が節約できます。


一人暮らしの食費平均は3万円より多い!

一人暮らしの食費平均は3万円よりも多く、男性が4万2409円、女性が3万3471円です。

本記事でご紹介した節約のコツを駆使して、無理しない程度に節約してみてください。

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