一人暮らしでかかる水道光熱費の平均はいくらぐらい?内訳と節約法を解説!

作成: 2021.04.18

更新: 2021.10.14

一人暮らしをされている方のなかには、月々の水道光熱費に頭を悩ませている方は多いのではないでしょうか。


そこで本記事では、水道光熱費の平均金額や内訳、節約法などについてご紹介します。


一人暮らしの生活費全体の費用感については、以下の記事をご覧ください。
一人暮らしの生活費は平均いくら?男女別に詳しくシミュレーション

一人暮らしの水道光熱費の内訳と月の平均費用


一人暮らしでかかる固定費のなかでも、大きな割合を閉めるのが水道光熱費です。本章では、水道光熱費それぞれの平均費用についてご紹介します。

電気代

総務省統計局の調査(「1世帯当たり1か月間の収入と支出(単身世帯)、2021年4月〜6月」)によると、一人暮らし世帯の電気代の平均は月々4990円と、水道光熱費のなかで最も高額です。


電気代は住んでいる地域や契約している電力会社、各々のライフスタイルによって異なりますが、月々の電気代の平均額は判断材料の1つとして覚えておくと、比較する際に役立ちます。


電気代は、季節によって利用料金が変わります。なかでも夏と冬はとくに電気代が高くなります。


冬に電気代が高くなるのは仕方ありません。気温が下がり、その影響で水温も下がってしまうためです。


気温が低くなればエアコンを、乾燥が気になるのであれば温水器や給湯器を利用する頻度が必然的に増えます。また、冬になると早い時間帯から日が暮れるようになるため、日照時間も短くなり、結果的に照明を利用する時間も増加します。


また、都道府県によって気候的特徴も異なるため、住む地域によって、季節ごとの電気代も変わってきます。


ガス代

総務省統計局の調査(「1世帯当たり1か月間の収入と支出(単身世帯)、2021年4月〜6月」)によると、一人暮らし世帯のガス代の月々の平均利用金額は3313円です。ただし、季節によってガスの使用時間は異なりますので要注意です。


冬にガス代が高くなったという経験は誰しもあるはずです。気温と水温の両方が下がることにより、お湯を沸かしたり、温水式床暖房やガスファンヒーターなどを利用する機会が増えるためです。


また、ガスにはプロパンガスと都市ガスの2種類あります。都市ガスはプロパンガスに比べて安く、価格は変動しません。この差は都市ガスとプロパンガス、各々の規制の性質によります。


都市ガスは届出制で政府から許認可を得なければなりません。一方、プロパンガスにはそのような制限がないため、料金設定を自由に行うことができます。そのため、料金を高めに設定している事業者もいます。


水道代

総務省統計局の調査(「1世帯当たり1か月間の収入と支出(単身世帯)、2021年4月〜6月」)によると、一人暮らしの水道代の平均金額は、月々2224円です。


水道代を節約するのであれば、まずより多くの水を使用しているところから見直していきます。特にお風呂場、トイレ、キッチン、洗濯機でより多くの水を使用している傾向があります。


一人暮らしで水道光熱費を抑えるコツ


可能な限り月々の固定費を抑え、余裕をもって生活をしたいですよね。

そこで本章では、水道光熱費の節約アイディアをご紹介します。

電気代を節約するコツ

電気代を確実に節約する方法は電力会社を切り替えることです。安い会社に切り替えれば、節約への効果をかなり期待できます。最近では手続きもWEB上で行えるため、すぐに電力会社を切り替えることができます。


比較サイトも利用するのがおすすめです。住所などの情報を入力すると、いくつかの料金プランを掲示してくれるため、自分に合ったプランを見つけやすくなります。


次に家電についての節約のコツをご紹介します。電気代のうち、一番多くの割合を占めているのは家電の費用です。なかでもエアコン、冷蔵庫、洗濯機は生活をしていく上で必須なため、使用する頻度や時間も多く、見直すべきポイントがいくつかあります。


エアコンの電気代節約のコツ


節約するためのコツの一つ目は、タイマー機能を使うことです。エアコンを何度もつけたり消したりを繰り返すと、電気代も高くなってしまいます。タイマー機能を使えばそのようなことが減り、節約できます。


節約するためのコツの二つ目は、掃除を定期的に行うことです。エアコンはフィルターや内部にほこりが溜まってしまうと、性能が落ちてしまい、余計に電力を消費してしまうためです。室外機のメンテナンスも行うのもおすすめです。


節約するためのコツの三つ目は、プラグを抜くことです。時期によっては長時間使用しないこともあると思います。その際にはプラグを抜いておくと節電につながります。


冷蔵庫の電気代節約のコツ

冷蔵庫に関する節電のコツもご紹介します。


節電のためのコツ一つ目は、熱いものを冷ましてから入れることです。熱いものを冷蔵庫が冷やそうとその分、電力を消費してしまうためです。一旦冷ましてから、冷蔵庫に入れると、無駄な消費をせずに済みます。


節電のためのコツ二つ目は、ドアの開閉を少なく、開いている時間を短くすることです。開いている時間が長いとその分、冷気が外に逃げてしまいます。


節電のためのコツ三つ目は、冷気の出口をふさがないことです。出口がふさがっていると、冷気が放出されにくくなり、電気の消費量が増えてしまいます。出口から少しずらすだけで節電の効果を期待できます。


洗濯機の電気代節約のコツ

洗濯機の節電のコツについてご紹介します。


節電のコツ一つ目は、まとめ洗いをすることです。ただ、洗濯物の量が多すぎると、洗濯機の回転率が落ちてしまうので、詰め込みすぎないように注意してください。


節電のコツ二つ目は、脱水時間を短くすることです。代わりに外に干すなど工夫をします。よく晴れた日、夏場は日差しが強いため、洗濯物はすぐに乾きます。また、日光消毒によって、ダニやカビも撃退できます。


ガス代を節約するコツ

ガス代が高い傾向があるのは水回りです。そこでお風呂場とキッチンでどうすれば節約できるのか、そのコツをご紹介します。


お風呂場のガス代節約のコツ

お風呂場で節約するコツ一つ目は、シャワーを積極的に利用することです。湯船にお湯を張るより、温水を使用する量が減るからです。体を洗っている最中、シャワーは止めておくと、さらなる節約につながります。


二つ目のコツはお湯の温度をあまり高く設定しないことです。温度を高めに設定していると、その分、直にガス代に響いてきます。


三つ目のコツは湯船の水位を半身浴できる程度にすることです。ガス代も減らすことができますし、半身浴にすることによって、体がゆっくりと温まり、血行も良くなります。


キッチンのガス代節約のコツ

キッチンでの節約のコツについてもご紹介します。


一つ目のコツは、強火をあまり使わないことです。強火だとその分、ガスを消費してしまいます。調理の際、中火程度の火力で調理をしてみることをおすすめします。


二つ目のコツは、お湯を沸かすときにフタを閉めておくことです。フタを開けっ放しにしていると、その分熱が逃げてしまい、無駄にガスを消費することになります。


三つ目のコツは、調理時間を短くすることです。少し難しく手間がかかるかもしれませんが、余熱を利用するなどの工夫をすれば、調理時間を短くすることは可能です。


水道代を節約するコツ

水道代を節約するコツをご紹介します。


一つ目のコツは、節水用のシャワーヘッドを使うことです。節水用のシャワーヘッドは水の勢いを強める構造になっているため、少ない水量でも汚れの落ちやすさが変わらず、水道代を抑えることができます。


二つ目のコツは、まとめ洗いをすることです。1度に多くの食器をまとめて洗うことによって水道代を抑えることができ、時間短縮にもつながります。


三つ目のコツは、浴槽の残り湯を使うことです。用途としては主に洗濯です。ただし、残り湯は雑菌等が繁殖しやすいので、すすぎでの使用は避けて、洗いのみに使用することをおすすめします。


水道光熱費以外にかかる一人暮らしの固定費


一人暮らしを始めると、水道光熱費以外にも固定費がかかります。

事前に把握し余裕を持った生活ができるよう、一人暮らしでかかるその他の固定費と節約アイディアをご紹介します。

水道光熱費以外の一人暮らしの固定費

水道光熱費以外でまず考えなければならないのが、固定費のなかでも最も費用が高い家賃です。

全国賃貸管理ビジネス協会の「全国平均家賃による間取り別賃料の推移(2021年7月調査)」によると、一人暮らしの人が住むことの多い「1部屋の間取り」の平均家賃は、東京都で6万8702円、大阪府で5万5079円、福岡県で4万7998円です。


家賃は収入の3分の1程度かそれ以下の金額で設定するのが理想とされています。通勤時間はなるべく減らしたい、満員電車には乗りたくないなどの譲れない条件がある場合、高い家賃の家を借りるのもやむを得ない場合もあります。


次に携帯代、ネット代といった通信費です。大手キャリアと契約すると携帯代がどうしても高くなってしまいます。一度ご自身が契約しているプランと現在のサービスの利用頻度を比較してみてください。


通話、天気や気温を確認する程度であれば、格安SIMレベルのサービスで充分ニーズを満たせるケースが多いです。また、あまり使用していないサービスは積極的に解約することをおすすめします。


最近はリモートワークで仕事をする時間も増えてきています。W-Fiの使用頻度によっては、プランを見直すことにより、ベストなネット環境と適切な利用料金を見つけることができます。また、他の会社のサービスと比較してみるとより安い料金のサービスが見つかる可能性もあります。


最後に保険料です。保険といえば医療保険や生命保険、終身医療保険などがあります。ライフスタイルの変化により、もっと節約していきたい、予防対策の方に力を入れたい、と考える方もいらっしゃるかと思います。


そのような場合は、思い切って保険プランを見直してみるのもいいかもしれません。見直してみることで不要な保険が見つかる可能性もあります。また、現状にあった保険に変更することで、固定費を減らすことができます。

一人暮らし平均の水道光熱費を意識して節約しよう

一人暮らしにかかる平均の水道光熱費や、その他の固定費の平均などについてご紹介しました。

固定費の内訳で大きな割合を占めているものから見直していくことで、節約効果を実感しやすくなり、定期的な見直しの継続にもつながりますので、ぜひ試してみてください。


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