普通の賃貸物件同様、マンスリーマンションも退去時のルールを忘れていたりすると、退去時にトラブルになりやすいです。したがって、利用前に退去時の注意点を十分理解しておく必要があります。

本記事では、マンスリーマンション退去時の流れや原状回復についての注意点などについてご紹介します。マンスリーマンションに入居をご検討されている方はぜひご覧ください。

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マンスリーマンション退去時の注意点

マンスリーマンションの退去時には普通賃貸マンションの解約とは異なる流れがあります。退去時のトラブル発生を避けるためにも、確認しておくべきポイントをご紹介します。

退去時の担当者立ち会いの有無を確認する

マンスリーマンション退去時の手順は、管理会社の担当者が立ち会う場合と立ち会わない場合で流れが異なります。退去時の担当者の立ち会いの有無は、事前に管理会社に確認しておくことをおすすめします。

立ち会いがある場合、退去日の指定時間に管理会社の担当者が訪れ、家具や家電、その他の備品類の状態がチェックされます。お部屋や設備器具の状態にとくに問題がなければ、そのまま退去完了となります。もしも問題が見つかった場合は、担当者の指示に従えばOKです。担当者の訪問前に家具や家電、備品などを含めて部屋をできるだけキレイに掃除しておくことをおすすめします。

立ち会いなしの場合は、退去時用のチェックシートを記入するだけで手続きは完了します。自分自身で備え付けの家具や家電、備品の状態を一つずつチェックして、問題がなければその旨を記入して退去完了となります。

鍵の返却方法を確認する

立ち会いがある場合とない場合とで、鍵の返却方法が異なります。事前に確認しておくことをおすすめします。入居時に受け取った鍵は、退去時に必ず返却しなければなりません。

退去時に管理会社の担当者が立ち会う場合は、退去チェックを受けたあとに直接鍵を返却することが可能です。立ち会いがない場合は、管理会社の指示に従って返却を行います。基本的には、入居時と同様の方法で鍵を返却することになります。ただし、返却のルールは管理会社によって異なるため、具体的な鍵の返却方法については事前に確認しておくほうが無難です。

フロントなどへ返却する場合や集合ポストへの投函、郵送での返却などさまざまな返却方法があり、なかには返却時に連絡が必要な場合もあります。指定の返却方法と異なる方法を利用した場合や、郵送時の事故などによっては、事故と見なされてトラブルになるケースもあります。無事に鍵の返却ができなかった場合には、追加費用が発生する可能性もありますのでご注意ください。 

退去時間を守る

マンスリーマンションの退去日や退去時間は守るようお気をつけください。

すでに次の入居が近いケースも少なくありません。管理会社のほうで室内の掃除や退去後の消耗品の補充、破損部の補修など、すぐに次の入居準備をする時間が必要となります。そのため、マンスリーマンションは一般のホテル同様、チェックアウトの時間が厳しく設定されているのです。退去時間帯が午後であればゆっくりと過ごしながら退去準備をすることもできますが、午前中の退去の場合は十分な時間が取れないので、早めに準備を行っておくことをおすすめします。

時間ギリギリで退去すると、必要事項を見落としてしまう可能性や忘れもののリスクもあります。また、退去時間を守れなければ、別途延長料金が発生する場合もあるので要注意です。とくに担当者の立ち会いがない場合でも、防犯カメラなどの情報から退去時間を特定することが可能です。時間の余裕を持って決められた時間に退去するようお気をつけください。

最低限の掃除は済ませる

マンスリーマンションの退去時には、最低限の掃除は済ませておくのがルールです。

お部屋や家具、家電、備品類の破損があると補修費用が発生します。また、あまりにひどい汚れがある場合などでも、追加料金が発生してしまいます。数ヶ月程度の滞在といっても、生活している以上お部屋が汚れるのは当然です。通常の汚れであれば退去後のハウスクリーニングとして対処され、清掃費名目の前払い金から費用が支払われるので、退去時に追加料金を支払うことはありません。

しかし、壁紙の色が変色するほどの汚れが残っている場合などには、クロスの張り替え費用を請求されることもあります。入居時よりも汚れが目立つ場合は、できるだけ自力で汚れ清掃をしておくほうがいいでしょう。あくまでもマンスリーマンションは仮住まいの扱いで、借り物であることを忘れずに節度のある使用を心がけたいところです。

また、破損や汚れ以外に、退去時のごみ処理も注意すべきポイントです。ごみの量が多い場合は別途費用を請求されることもあります。処分が難しいごみは残しておいても大丈夫ですが、ごみの処分については退去前に確認しておくことをおすすめします。

関連記事：マンスリーマンションに清掃費はかかる？入居中の清掃や備品の破損・紛失の際の対応

備品を持ち帰らない

マンスリーマンションに備え付けられている備品類は持ち帰らないようにお気をつけください。入居時から備えられているものと、自分自身で購入して持ち込んだものは、しっかり区分しておくことが重要です。

備品を持ち帰ってしまった場合、通常のホテル同様、追加料金を請求されてしまいます。備品と私物の区別が曖昧な場合は、契約時の書類や退去時のチェックシートでも確認できます。 

私物は忘れずに持ち帰る

マンスリーマンションでの入居期間が長くなると、持参した私物に加えて購入した私物も増えているはずです。とくに入居してから購入したものは、滞在期間が長くなるほど備品との区別が難しくなるので注意が必要です。

退去時に備え付けの家電や備品を持ち帰ると別途費用を請求されますが、逆に私物を放置したままにしておく場合でも別途処分費用が発生します。私物が増えるほど処分費も多くなります。退去時のチェックシートと照らし合わせて、持ち帰る私物を確認することが重要です。 

期間延長したい場合は早めに伝える 

出張やリフォーム工事の仮住まいなど、さまざまな理由で利用されるマンスリーマンションですが、想定外のことが起こり、予定していた滞在期間を延長しなければならない場合もあるでしょう。

契約した期間を延長する場合には、次の入居者が決まってしまわないよう、早めに管理会社に連絡しなければなりません。マンスリーマンションの契約期間を延長する場合には、再度の手続きが必要になります。最初の契約時点ですでに延長の可能性が想定できる場合には、契約前にその旨担当者に伝えておくと手続きがスムーズです。 

マンスリーマンション退去時はトラブルに要注意！

マンスリーマンションを契約する場合には、ホテルや通常の賃貸物件とは異なる手続きが多数存在します。一度利用すれば流れや手続きが把握できるのですが、初めて利用する方にとってはわからないことも多いでしょう。

マンスリーマンションは入居時や利用時よりも、退去時にトラブルが発生しやすいです。退去時にどのような点に注意すべきなのかや、追加費用の発生を抑えるポイントを把握した上で、快適なマンスリーマンション生活をお過ごしください。

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