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- 【徹底比較】マンスリーマンション・普通賃貸・ホテルの相場比較!お得なのはどれ?
マンスリーマンションは1ヶ月単位での利用が可能で、初期費用や家具も備え付けのため、中長期出張、受験対策拠点や仮住まいなど短期滞在で非常に使い勝手がよい住まいの形態です。
本記事では、マンスリーマンションの料金が普通賃貸やホテル連泊と比較してお得なのか、マンスリーマンションを安く利用するための節約方法などについてご紹介します。
1ヶ月から住める家具家電付き賃貸物件検索・予約サイトのNOW ROOMは、マンスリー賃貸掲載部屋数ナンバーワン。マンスリーマンションの掲載数も豊富ですのでぜひご覧になってみてください。
関連記事:マンスリーマンションの家賃は高い?相場と費用の内訳を解説
マンスリーマンション・普通賃貸・ホテルの相場比較
本章では、マンスリーマンション・普通賃貸・ホテルのそれぞれの費用を調査し、シチュエーション別にどれがおすすめなのか検証します。まずはそれぞれの定義をご紹介します。
(スマホでご覧の方は、表を横にスクロールできます)
物件 | 定義 |
---|---|
マンスリーマンション | 1ヶ月単位で賃貸可能。短期から長期の利用まで、幅広いニーズに対応した賃貸物件 |
普通賃貸 | 通常賃貸契約によるマンションなどの賃貸物件。2年契約が多い |
ホテル | 1泊単位で利用できる宿泊施設。中長期の宿泊も可能 |
マンスリーマンション・普通賃貸・ホテルそれぞれにメリット・デメリットがありますが、今回は料金のお得さに注目して比較していきます。
利用期間ごとの料金シミュレーション
同条件で相場を比較するため、マンスリーマンション、ホテル、普通賃貸の東京都新宿区における料金合計値を計算して一覧にしています。
普通賃貸は、敷金礼金仲介手数料(2ヶ月分)、水道光熱費(2万/月)、火災保険引っ越し代(8万)、家具家電や備品の購入にかかる費用(25万)、途中解約金(1ヶ月分)として計算しています。
(スマホでご覧の方は、表を横にスクロールできます)
期間 | マンスリーマンション | ホテル | 普通賃貸 |
---|---|---|---|
1週間 | 3万円〜10万円 | 3万円〜15万円 | 計算外 |
1ヶ月 | 15万円〜30万円 | 10万円〜40万円 | 75万円〜115万円 |
3ヶ月 | 45万円〜90万円 | 30万円〜120万円 | 100万円〜160万円 |
6ヶ月 | 90万円〜180万円 | 60万円〜240万円 | 135万円〜235万円 |
12ヶ月 | 180万円〜360万円 | 120万円〜480万円 | 200万円〜350万円 |
18ヶ月 | 270万円〜540万円 | 180万円〜720万円 | 270万円〜480万円 |
ホテルはグレードやプランなどの条件によってる金額幅が大きくなるものの、「契約期間」という縛りがないため、特に1カ月未満の短期利用ニーズに適した物件です。
ホテルの予約サイト、旅行サイトなどを上手に活用すれば中長期でも安く利用することができますが、好条件のホテルは早期に埋まりやすいので、早めの計画・予約が必要になります。
基本契約が2年となる普通賃貸の場合、入居に必要な初期費用が発生しますが、1ヶ月毎の家賃は最も安く、利用期間が長くなるほど1泊当たりの金額はリーズナブルになります。
1週間以上で、1年以下の月単位の利用であればマンスリーマンションが最もおすすめです。マンスリーマンションには最初から家具や家電が用意されているため、入居当日から通常の生活をスタートさせることも可能です。
手軽さと費用面を考慮した場合、1年以下の利用であればマンスリーマンションに軍配が上がるのではないでしょうか。ホテルよりも相場の幅も狭く料金が安定しているため、予算も立てやすくなります。
マンスリーマンションにかかる費用とは?
マンスリーマンションに必要な費用や特徴について詳しくご紹介します。「マンション」という名前が付いていますが、マンスリーマンションと普通賃貸の費用構造はまったく異なります。
一般的な賃貸マンションやアパートでは2年契約が基本ですが、マンスリーマンションは短期から中長期の利用を前提にした契約形態になっているので、多くの面で費用の違いがあります。
マンスリーマンションの初期費用
マンスリーマンションは普通賃貸と異なり、敷金や礼金、仲介手数料、保証金はかかりません。数万円程度の共益部分の清掃費のみは普通賃貸同様に発生する場合が多くなっています。
普通賃貸を契約して必要になる敷金や礼金の相場は、おおよそ家賃の2ヶ月~3ヶ月分なので、初期費用が発生しないことは非常に大きな違いです。
また、人気のある都市部では普通賃貸の料金相場は高くなりますので、敷金・礼金も比例して上昇します。普通賃貸を紹介してくれる不動産業者への仲介手数料の支払いも別途必要となります。
入居に必要な初期費用を非常に安く抑えられることがマンスリーマンションの大きな魅力です。
関連記事:マンスリーマンションの初期費用の内訳は?支払い方法についても解説
マンスリーマンションは家具家電が不要
マンスリーマンションが普通賃貸と大きく異なる点のもう1つが、家具家電が最初から備え付けられている点です。ほとんどのマンスリーマンションでは、冷蔵庫や電子レンジなどの生活に必要になる基本的な家具家電が備え付けられています。
家具家電を買い揃える必要がないことのメリットはもちろんのこと、大きな荷物搬入が不要なので引っ越しの費用を抑えることができます。これは退去時の引っ越し費用も同様です。引っ越しの出費削減も大きな差につながるでしょう。
衣類や身の回りの生活必需品など必要最低限の荷物だけを持ち込めば、すぐに生活をスタートできることもマンスリーマンションの特徴です。
関連記事:マンスリーマンションにはどんな設備が備わっている?マンスリーマンションにあるもの・持ち込みが必要なものまとめ!
マンスリーマンションは、水道光熱費・通信費をどう支払うの?
普通賃貸の場合、家賃と光熱費や通信費の支払いは別々になります。電気、ガス、水道、通信はすべて別の契約が必要となり、基本料金と使用量の合計が毎月請求されて支払う形式となります。
一方でマンスリーマンションの場合、水道光熱費や通信費は基本的に賃貸料金に含まれています。マンスリーマンションの光熱費は月額固定料金のケースが大半で、毎月の収支の計算や支払いが非常に簡単です。
基本的には料金が固定ですが、利用量が極端に多い場合は別途請求が来る場合があるので過剰な利用には注意が必要です。あくまでも標準的な利用量に準じた場合の使用量は月額固定料金という設定です。
関連記事:マンスリーマンションの水道光熱費はいくら?金額と仕組みを解説
マンスリーマンションの費用節約方法
住環境が変わる際には、何かと費用がかさみがちになるものです。
特に食事や買い物は住み慣れていない場所では非常に不便で、便利さを優先してつい近所で済ませてしまうことになり、結果として生活費が膨らんでしまうことも。
本章では、マンスリーマンション利用において滞在費用を少しでも低く抑えられるように、節約方法を紹介します。これからマンスリーマンションを利用する予定の方はぜひご覧ください。
レンタル品について事前に調べる
マンスリーマンションを借りる前に調べておきたいのが「レンタル品」です。
マンスリーマンションは入居時から備え付けられた家具や家電の他に、寝具やキッチン用品などレンタルが必要な物があります。
ベッドがあっても布団がない状態では眠れないため、寝具などはレンタル品として契約時に申し込むことができます。
引っ越しの荷物は増えますが、これらを持ち込むことによって利用料を低く抑えることも可能です。
但し契約内容によってはレンタルが必須になっている物件もあるため、レンタル品項目やレンタル料金に加えて、持ち込みが可能な物件かどうかは事前に確認しましょう。
ユニットバスのタイプで料金が変わる
マンスリーマンションの利用料金は、立地条件や人気だけで変動するわけではありません。類似する条件でも、マンスリーマンションは水回りの設備形態によって費用が大きく変動します。
便利な機能があるほど利用料金が高くなり、逆に設備機能を集約することによって料金を抑えることが可能です。
特に水回りの設備は費用を大きく変動させます。通常の賃貸物件ではトイレ・お風呂・洗面台が別々ですが、一緒にすることで費用を抑えることができます。
「2点ユニットバス」といわれるお風呂と洗面台が同じ空間でトイレのみ別の物件は利用料が安くなります。
さらに「3点ユニットバス」といわれるトイレ・お風呂・洗面台が同じ空間にある物件は非常にリーズナブルに利用することができます。一般的なビジネスホテルなどにあるトイレとお風呂と洗面台が合体した水回りの形式です。
水回りへのこだわりが強くなく、とにかく費用を安く抑えたいという場合は「2点ユニットバス」「3点ユニットバス」も検討してみてください。
利用期間を短期間(半年~1年未満)にする
冒頭のマンスリーマンション・普通賃貸・ホテルの相場比較でも紹介しましたが、利用期間が長くなり1年を超える場合は普通賃貸がリーズナブルになります。
マンスリーマンションがもっともお得になるのは利用期間が3ヶ月から1年未満の場合です。
契約前に滞在期間を十分把握し、もっとも経済的に利用できる物件を探しましょう。1ヶ月未満の短期利用であれば、ホテルの長期滞在プランと比較するもの良い方法です。
関連記事:マンスリーマンションの家賃は高い?相場と費用の内訳を解説
築年数の古い物件を利用する
マンスリーマンションも普通賃貸と同様に、物件は諸条件によって変動します。普通賃貸と同様に、築年数が古い物件や、駅から遠い「立地条件」などによって物件価格は割安になるケースがあります。
居住費用を抑えたい場合、自分の中で住まいに対する優先順を決めて、我慢できる条件をピックアップしていくことで、相場よりも安く物件を利用することができます。
キャンペーン中の物件を利用する
マンスリーマンションには、通常の利用料金よりも非常にリーズナブルな「キャンペーン」が適用された物件があります。
普通賃貸では基本的に存在しない、マンスリーマンション特有のものです。このキャンペーンを上手に利用することによって利用料金を大きく抑えることが可能です。
キャンペーン中に物件探しをすると、なんと初月が50%〜60%オフの物件が見つかる場合もあります。
積極的にキャンペーン中の物件を優先して探してみましょう。キャンペーンは賃料割引だけでなく、清掃費などが無料になるものもあります。
格安マンスリーマンションの注意点
マンスリーマンションの利用料金を節約する方法を紹介しましたが、格安マンスリーマンションには意外な落とし穴もあるので注意が必要です。単純に「安いから」という理由で契約してしまうと、入居後に思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
安い理由を把握しておき、しっかり契約前に確認しておくことをおすすめします。本章では格安マンスリーマンションの注意点についてご紹介します。
部屋の壁や床が薄いことがある
マンションという名前を聞くと、鉄筋コンクリート造の大型マンションをイメージする人も多いかも知れませんが、マンスリーマンションといっても構造はさまざまで、実際のマンションの一室をマンスリーマンションとして賃貸している物件もあれば、アパート形式の物件もあります。
物件によっては隣の部屋との境の壁が薄い場合が多々あるため、生活音には注意が必要です。
部屋の清掃が不完全なことがある
賃貸物件とはいえ、新居は基本的にハウスクリーニングが実施されて、入居時にはきれいな状態で引き渡されるイメージがあります。しかしマンスリーマンションの場合、室内の掃除が不完全で前の入居者の痕跡が残っているようなこともあるので注意が必要です。
室内の清掃状況だけでなく、エアコンや冷蔵庫の中が不衛生な状態の場合もあります。入居時に必ず確認を行いあまりにも清掃状況が悪い場合は管理会社に問い合わせましょう。
家具家電の弁償代・修理費を請求されることがある
マンスリーマンションの大きな特徴の一つが家具や家電が最初から備え付けられていることです。
生活をすぐにスタートできるメリットは大きいのですが、あくまでも所有者はマンスリーマンションの管理会社です。部屋だけでなく家具や家電も「借り物」であることを十分理解しておきましょう。
借りているものを破損した場合は弁償しなければなりません。特に格安マンスリーマンションでは、家具や設備の破損・家電の故障時に弁償代や修理費を請求される場合があるので、注意が必要です。
契約時の書類に家具家電が設備であると書かれている場合は、破損時の修理費は不動産会社や大家負担のケースが多く、貸与や設備外と書かれている場合には、借主負担となることがあります。
最も注意するべき点は入居時の家具や家電の動作確認です。自分のミスで破損した場合の弁償は仕方ありませんが、入居時点から破損している場合で不要なトラブルにならないようしっかり最初にチェックをすることをおすすめします。
入居後数日経過してから不具合を発見しても、破損や動作不良が以前から存在するものであることが証明できない限り、入居者の責任と見なされる場合もあります。
入居時点で不具合がある場合にはすぐに管理会社に連絡を取って対処を待ちましょう。
関連記事:マンスリーマンションに清掃費はかかる?入居中の清掃や備品の破損・紛失の際の対応
マンスリーマンションへの入居が向いている人
マンスリーマンションへの入居が向いているのは、1ヶ月~1年未満の短期間滞在を求める方です。
単身赴任や長期出張の予定がある人、リフォームや引っ越しなどの仮住まいといった一時的に数ヶ月単位の利用を検討する人におすすめです。特に気軽に早く引っ越したい方には非常にメリットが大きいです。
ウィークリーマンションは安いの?
マンスリーマンションと似た賃貸物件形式にウイークリーマンションというものがあります。最後にこのウイークリーマンションの特徴も少しご紹介します。
まず名前が示すとおりマンスリーマンションは1ヶ月単位の賃貸物件で、ウイークリーマンションは1週間単位の賃貸物件です。但し契約期間についての明確な定義はなく、ウイークリーマンションを数ヶ月借りることも可能です。
最初から数ヶ月単位や1年といった期間で借りる場合はマンスリーマンションがおすすめですが、1ヶ月未満の短期間の場合だとウィークリーマンションの方がお得な場合も多いです。
ウィークリーマンションの1週間の費用相場は3万円〜5万円程度といわれており、1週間の平均費用の内訳は以下のようになります。
- 賃料1日当たり(光熱費・通信費込み):3000円〜7000円
- 初期費用(清掃費):10000円〜15000円
1週間〜2週間程度の短期間の滞在であれば、マンスリーマンションやホテルよりも費用を低く抑えることができます。
契約期間の違いを除けば、敷金や礼金などの初期費用が不要なことや、家電製品や家具など一通りの生活用品が全て揃っている点もマンスリーマンションとほぼ同条件です。
3週間程度の利用では、物件の条件によってはマンスリーマンションの方が安くなる場合もあります。滞在日数に応じてマンスリーマンションとウィークリーマンションの両方を比較検討してみましょう。
関連記事:ウィークリーマンションの料金システム・費用(値段)相場・入居までの流れなどを解説!
マンスリーマンションの費用は安い!
本記事では、マンスリーマンション、普通賃貸、ホテル、ウィークリーマンションの料金相場を比較してみました。
利用する期間や目的によってメリット・デメリットは大きく異なりますが、1ヶ月〜1年未満の短期滞在の場合、マンスリーマンションが一番お得になります。
- 諸々の初期費用が不要
- 家具家電付で引っ越し代金も安い
- 光熱費も家賃に含まれている
物件を探す前にしっかりと賃貸目的や利用期間を計画しておき、今回紹介した料金相場やマンスリーマンションを安くする方法などを参考にして良い物件選びに生かしていただければ幸いです。
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