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[NOW ROOM :ホスト様インタビュー vol.7] 不動産業界の転換期を迎える今こそ プラットフォーマーであるNOW ROOMとともに 新たな挑戦を 〜「泊まる」と「住む」から、「働く」と「住む」を支援に〜

インタビュー NOW ROOM広報

オーナー様インタビュー第7回目は、外資系金融業界(ゴールドマンサックス証券、ドイツ銀行)にて不動産ビジネスを手掛けた後、誰もが「自分らしく生きる」ライフスタイルを不動産業界の側面から支えたいという理念で2015年5月に創業された、株式会社レジデンストーキョー(以下、レジデンストーキョー)の代表取締役の野坂さんです。

今回、野坂さんが手がける、ダイバーシティをコンセプトに添えた、都内新大久保に立地するCEN DIVERSITY HOTEL & CAFE(ホテル・セン、住所:〒169-0073 東京都新宿区百人町1丁目5−19、HP:https://hotelcen.com/)でお話を伺いました。

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[NOW ROOM]野坂さんは金融業界を経て不動産業界で起業をされていらっしゃいますね。

[レジデンストーキョー野坂さん]はい、金融業界に長らく従事したあと、起業しました。金融畑にいた際も不動産周りに関わっていたのですが、創業当初から弊社は主にマンスリーマンション事業を、そして2年前からはホテル事業を展開しています。

なぜマンスリーマンション事業に着手したかと申しますと、ニューヨークやロンドンなど人の移動が前提の大都市は家具付き賃貸物件が基本ですよね。しかし、東京には400万室の賃貸物件がありながら家具付きとなると1%程度。稀を見る低さです。しかも東京は世界中から働きにくる方もいて、短期の滞在ニーズも高い。さらには昨今、人びとの価値観や生き方も多様化しているにも関わらず、いまだに一律の、いわゆるステレオタイプの施設しかないことに課題を感じました。こうした状況を見るにつけ、私はハード面=物件、ソフト=コンセプト・理念の両輪で、そして不動産業界の立場から、誰もが「自分らしく生きる」ライフスタイルを選択できるような支援をしたいと思い、起業するに至りました。

思い返せば、私自身、親の仕事の都合でフィリピンとフランスで幼少時代を過ごし、中学生の時に日本に戻ってきました。日本ではどうしても「同一であること」に集約されてしまう。もちろん一概に問題視すべきではないのですが、個人的な体験から、潜在的にいらっしゃるニッチな方の支援も自分はしていきたい、と自然と湧いてきました。この課題感が私の事業を推進する上での大きな原動力の1つになっています。

それゆえ、新旧問わず、課題解決のために必要なソリューションやサービスは積極的に検討していくべきだと常日頃考えており、NOW ROOMさんから掲載のご提案をいただいた際も、「自分たちがアプローチできない解決策が見込めるのではないか」と思い、導入させていただくに至りました。

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[NOW ROOM]単刀直入にお聞きします。NOW ROOMの導入でプラスに働いた部分はどこでしょうか?

[レジデンストーキョー野坂さん] 弊社のマンスリーマンションのユーザーは主に外国籍のお客様や30~40代男性が中心でした。しかし、NOW ROOMさんを導入したことで20代男女という新しい顧客層にアプローチ出来るようになったのは大きな変化であり、導入したメリットです。私たちがリーチできないところにアプローチできるプロダクトとサービスの魅力は評価に値すると思います。

とはいえ、私たちもマンスリーマンションのオペレーターとしてのクオリティでいうと、最高レベルのオペレーションを運用している自負がありました。コロナ禍前は、常時稼働率も9割であり、高水準を維持していましたし、集客に向けたマーケティングを他に頼る必要を感じていたかと言うと、正直ありませんでした。

しかし、世の中を取り巻く状況は変化します。 2020年は世界的なパンデミックの影響で外国籍のお客様からの流入が見込めなくなりました。肝心となるコアな顧客層の獲得が難しいとなった。そうすると、新しい層を開拓し、事業を推進しなければなりません。もちろん自社でもホームページを運用し、それなりのユニークユーザーやPVを確保できていましたが、すぐにはコンバージョンとして契約に結びつかず、課題となっていました。私たちにはそこのリーチに関するノウハウが不足していたのです。

[NOW ROOM]なるほど。課題解決のためのソリューションとしてNOW ROOMを評価くださったのですね。

[レジデンストーキョー野坂さん]はい、その通りです。NOW ROOMさんは確かに2020年5月半ばにうぶ声あげたばかりの不動産テックのスタートアップではありますが、創業者でありCEOの千葉さんから「なぜこのビジネスモデルなのか」「どこを目指すのか」をお伺いする中で、不動産業界をもう1歩前進させたい、ユーザーの選択肢を増やして「暮らすを自由に」していきたいという情熱が伝わってきましたし、私が感じている課題に対しての、ある1つの「解」に値するソリューションだと思いましたので、導入することに躊躇はありませんでした。

贔屓目では全くなく、ビジネスモデルとその先のスケール感に理解ができました。

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またNOW ROOMさんの導入を決めた背景としては、コロナ禍を経てニューノーマル時代が幕開けする世の中にあって、働く人を中心にテレワークのニーズが増えていく中、「働く」と「住む」の間のマーケットを作りたいということも自分の中に欲求としてありました。これまでは、「泊まる」と「住む」にフォーカスしていたのですが、向かう方向が私の中で変わりました。そこで、元々あった設備も変え、「ビジネスレジデンス」という名称で、テレワーク対応型のマンションに全部切り替えること、そして仕事にも使えるような延長コードや充電器などの備品を貸し出すことも実施しました。

自社のマーケティング施策も案を捻り出しましたね。在宅ワークが続く中、仕事を家でもする人がどういうマンションであれば住みたいのかを考え、ユーザーは何を求めているのだろうか、など多方面のニーズを予想し棚卸ししてきましたが、やはり半年そこらで即時的にユーザーリーチは取ることは難しい。

そうした試行錯誤を検討する中でNOW ROOMさんからご提案を受け、「もしかしたらこういうところを通じた方が、リーチが上手くできるのかもしれない」と思った次第です。

[NOW ROOM] レジデンストーキョーさんの物件はどれも魅力的に見えます。

[レジデンストーキョー野坂さん]ありがとうございます。確かに魅力的に感じていただけるよう、工夫し、常に心がけています。ただ、いい物件を管理、所有するのは当然です。使ってくださる、要は入居してくださる方がいてこそ物件の価値は高まります。入居者を獲得することは命題であり、NOW ROOMさんのアプリのUI使いやすさは率直に弊社の物件の味方になるのではないかと思いました。

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例)レジデンストーキョー中目黒

と言うのも、日本は欧米の賃貸事情と比較して契約プロセスが複雑であり、時間を要すことは、一度でもご自身で入居先を探された方はご存知でしょう。物件ごとに都度保証人が必要だったり、男性2人の入居はお断りだとか、なかなか日本の賃貸市場というのが、ステレオタイプの賃貸ニーズに合うようなものばかりで、なかなかニッチなニーズに対応できていない。

私はそのような世の中のいろいろなニーズに対して応えたいと考えて創業していますから、NOW ROOMさんのようなアプリ1つで入居契約が可能で、なおかつユーザビリティの高さや保証サービスがあることは、ニッチなニーズを持つお客様にとっても利用しやすいプラットフォームだと確信したのです。

不動産業界は今、転換期にいるはずです。いい仕組みや関わり方は捨てる必要はありませんが、それでも時代の流れとニーズは反映しなければ事業は成長しませんし、ユーザーにも迷惑がかかります。マーケットの本質がどんどん変わっていく中で、どこかで変化に対応しないといけない。おそらくこの業界にいらっしゃる方が一番そのことを痛感しているのではないでしょうか。で、あれば、早めに対応した方がいいのではないかと思うのです。NOW ROOMさんはそうした課題に対し、解決策を提示くださるビジネスを目指されています。アプリ1つ、使いやすいUIによって新しいお客様層へのリーチを生み出しています。

新たな不動産業界の在り方に向けたパートナーとして、NOW ROOMさんのプラットフォームを活用するのも、1つの経営戦略になり得るのではないかと期待しています。

[NOW ROOM]野坂さん、本日はありがとうございました!今後もNOW ROOMはより一層ユーザビリティの高いプラットフォームとして、株式会社レジデンストーキョーさんをはじめ、皆さんの期待に添うサービスや価値の提供を目指してまいります。

NOW ROOMとレジデンストーキョー

東京都内で約800室のマンスリーマンションを運営しているレジデンストーキョーとNOW ROOMは2020年11月に連携し、ビジネスレジデンス全800室の提供を開始しました。また、日本への入国の際や、オフィス以外でも勤務に集中できる環境の整ったお部屋を集めた「入国者向け特別プラン※1」も提供しています。 ※1プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000083.000047984.htmlレジデンストーキョーHP:https://residencetokyo.jp/archives/4357

設立:2015年5月
所在地:〒151-0053 東京都渋谷区代々木1-55-14 セントヒルズ代々木 1階
URL:https://residencetokyo.jp/
代表者:野坂 幸司
事業内容:ビジネスレジデンス事業、ホテル事業、障がい者グループホームの開発・運営


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